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    安全はこうして守る―現場で本当に役立つ防犯の話防犯の本であり、子育て・教育の本でもある
    犯罪社会学者の小宮信夫氏の最新刊ということで、早速読みました。内容は……とても素晴らしいものでした。学問と実践がスパイラルしており、さらに実践のバリエーションが豊富で、まさに現場で役に立つ良書と言えるでしょう。小宮氏は、言うまでもなく、新書で「犯罪を「人」ではなく「場所」で考える」という新しい犯罪学を提唱した人物です。それ自体は、目からウロコ、と感じましたが、一方で、そのあまりにも「場所」だけを重視する考えには、共感できない部分もあったというのが正直なところです。

    しかし、この本で小宮氏は、「場所」を重視した持論を展開しながらも、それだけでは防げない犯罪があることを認めています。その上で、犯罪に走らない「人」を育てる教育手法について述べています。「レジリエンス」「社会性」「市民性」といったキーワードで、教育が必要だと説いていますが、まったく同感です。

    後半の実践紹介も充実しています。その魅力は、なんと言っても総勢34人もの執筆陣でしょう。章立てが明確なので、関心のあるところだけ読んでも面白いと思います。個人的には、井垣康弘氏と藤井誠二氏の論稿の対比が興味深かったです。少年Aの担当で、退官後も弁護士として非行少年に伴走して「更生」させようとする井垣氏と少年に人生を狂わされた被害者・遺族に寄り添い、その多くは「更生」より「罰」を望んでいると述べる藤井氏。この2つの論稿は、少し他と毛色が違う気がしましたが、本当に安全でより良い社会をつくるということからすれば、重要なテーマだと思...


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